はりたつお 「古都マラッカ（マレーシア）」

マレーシア南部の世界遺産の街、マラッカをモチーフにした作品です。
深みのある赤い教会「キリスト教会」を中心に、陽光を浴びて輝く噴水や緑の木々、そして爽やかな青空が鮮やかに描かれています。
赤レンガの建物と緑のコントラストが美しく、どこか懐かしさを感じさせる情景。
水しぶきがきらめく噴水の前には、青い帽子の人物と小さな犬が立ち、穏やかな午後の時間を過ごしているように見えます。
音符が舞い散る空気の中には、人々の笑い声や風の音が重なり合い、ゆったりとした幸福感が漂っています。

この作品は、空間に陽気で柔らかなエネルギーをもたらしてくれます。
赤と緑の彩りがほどよい温かみを添え、木製家具やアイボリーの壁と相性がよく、リビングやカフェスペースにも自然に溶け込むでしょう。
日中は光を受けて色彩がより明るく輝き、夜には落ち着いたトーンの中に温もりが浮かび上がります。
旅先で感じる開放感や、心がほぐれるようなやさしい時間を日常に運んでくれる作品。
見ているだけで、ふと微笑みがこぼれるような穏やかさが広がります。