はりたつお 「イグアスの滝（ブラジル）」

南米ブラジルとアルゼンチンの国境に広がる世界最大級の滝、イグアスの滝を描いた作品です。
勢いよく流れ落ちる白い水流と、その水煙の中に浮かび上がる虹が、圧倒的なスケールで見る人を包み込みます。
豊かな緑と青のコントラストが爽やかで、自然が奏でる壮大な音楽が聞こえてくるようです。
滝の手前に立つ小さな人物は、雄大な自然の前に立つ人間の存在の儚さを感じさせる一方で、同時にその中にある「生命の一部としての静かな力強さ」も伝えています。
清涼感とエネルギーが同居した、美しくも心地よい一枚となっています。

この作品は、空間に清らかな風を運ぶような透明感をもたらします。
白壁や明るい木の家具とよく調和し、リビングや玄関、オフィスなどにも自然な開放感を与えてくれるでしょう。
日中の光を受けると水しぶきの輝きが一層際立ち、夜の灯りの下では虹の色がやわらかく浮かび上がります。
眺めていると、心の奥に静かな勇気が生まれるような感覚があり、日常の中にリセットの時間をもたらしてくれる作品です。
まるで一瞬の自然の息吹を切り取ったかのような、この絵の清々しさが、見る人の心を穏やかに潤してくれるでしょう。